気胸で手術します。(3度目)その一

おひさしぶりです、おぎゃんです。

 

今日から気胸の手術入院をすることになりました。

入院して病院着を着ると、何も変わってないのにすごい病人感がでて萎えます。医師やら麻酔科医やらからいろんな説明を聞いて不安のせいか頭が痛いです、、笑

 

なんか、以前別の病院でやったときは硬膜外麻酔のリスクとかあんまり説明されなかった気がしますがこちらでは結構きちっと説明されましたね。あと、ストッキングも履かなかった気がしますね。

 

インフォームドコンセントが大切とめちゃ思うし、そうあってほしいのですが、いざいろんなリスクとかを話されるとやっぱ怖いもんがありますね。宝くじ当選者の話を聞くと当たる気がする、の逆で。

さきほど執刀医からの説明も受けて、改めて気が引き締まる思いです。

 

気胸の手術は3回目なので、三度目の正直になります。ただ、手術が緊急に必要だからやるというよりは、今回の軽度な気胸を機会に、あまりに再発するから手術しておこうと積極的に決めて手術に踏み切る感じです。

何回繰り返すねんと、嫌な感じなのですが気胸自体とは随分長い付き合いなのでこの機会に振り返りをしたいなと思います。

 

気胸に初めてなったのは2011年の高校の卒業式の日でした。

なんか肺が痛いなぁと思いつつ、とりあえず卒業式に出席しました。

家の近くの内科で診てもらったところ、レントゲンで気胸になっていたことが判明。

 

気胸は、高校の同級生で知っているだけでもすでに3人がなっていて、再発とかしているやつもいたと思うので「あれかぁー」という感じでした。

 

その時は自然治癒で直したのち、大学受験の関係で3月に東京へ。

その際、3月11日の東日本大震災にあいます。

気胸大丈夫か?というのを東京の内科で診察したのち、飛行機で翌日地元に帰りました。

今考えるとけっこーリスキーなことしたなとおもいますね。

 

それから地元に帰ってきてすぐに再発、だいぶでかい気胸だったので大きな病院で3月中に入院手術。この時は右肺のみ。

 

その後しばらくは大丈夫だったものの、また2011年内くらいに軽く再発。

大学時代は入院するような大きな気胸はなく、軽症の気胸を数ヶ月おきにくりかえしつつ騙し騙しすごす。

この頃も、気胸で授業を休んだり、サークルを休んだりと気胸のせいで?いろいろ苦労しました。

「ガラスの肺なので、、」とか言ってましたね。

気胸ももちろん重症化すると大変だとは思うのですが、自分の場合は軽い気胸になる→重症化を防ぐために日常生活の行動制限が出る。

というパターンが多くて、いろいろな予定がキャンセルされることもしばしばでした。

みんなでディズニーランドに行くという前日に気胸になって、行けるかどうかギリギリまで悩み、夜中にセブンのチケット販売機の前で悩んだ記憶があります。(結局行かなかった)

大学の合宿の直前に気胸になり、合宿先に近い病院を調べて合宿に行ったこともありました。朝方に宿の外を歩きながら、肺がいてぇ〜と思った記憶があります。

オケをやっていたので大学の引退コンサートがあったのですが、それの一週間前にも結構大胆な気胸になって一時はコンサート出演が危ぶまれたんですが、なんとか自然治癒で治して?のりました。

あげだすとキリがない気がします。

(考えてみると大体ストレスかかってる時ですね。逆に、ストレスめちゃかかってるけど気胸にならない時もあり、どちらかというとストレスは気胸の必要条件って感じが体感的にはします。今回は学生時代に比べるとストレスが少ない気がするんですけどねぇ、、)

 

おそらく病院に行かない程度な気胸とかも含めるとこの間に左右合わせて10回以上はなってるだろうなぁと思います。

 

とはいえ、演劇をやったりと結構でかい声出したり無茶してましたね、、。そのわりにはまぁ無事だった方かなという気もします。

 

その後、流石にこれだけ再発するのは日常に差し障る、、、ということで2015年に計画的に手術。

このときは両肺でした。

 

手術しんどいなー(術後)とおもってもうやりたくねーと思ったのですが、もう一度、という運びになりました。というか、両肺手術しよう!と決断しました。

 

というのも、現在社会人になって、ぽろぽろ気胸になるたびに仕事を休みたくないなぁということや、様々な予定が気胸でダメになってほしくないなぁという理由です。とても楽しみにしてきた旅行とか予定が、気胸のせいで潰れてしまうのはとても悔しい。

それに、軽度とはいえ毎回なるたびに重症化の不安にさらされ、自宅安静の時にはなんとなく心が荒みます。

 

もちろん、手術しても再発することもあるのですが、手術しないことにはずっとこのままとなってしまうので、、。

手術すれば、再発のリスクを下げることができるというのが一番嬉しいですね。

ただ、やはり手術するとなるとそれはそれですごく怖さもある。

手術って体メス入れますし、いろんな薬やドレーンも入れますから、そりゃ絶対安全ではない。

それだけかんがえれば、リスクを避けて受けないのが心は穏やかかもしれません。

今も心のどこかで、こんな嫌なことやめたいなー、気胸にちょこちょこなりながらナァナァにやっていけばいいんじゃないかなーーという気持ちも正直あります、、。

しかし、もっともっと楽しく健やかに生きるために、自分は手術することを今回決意しました。

つづく