気胸で手術します。(3度目)その三

退院しました。

 

というか、退院してました。

正確には先週の土曜日、10月2日に退院しました。

 

術後一週間、やっと体調も安定してきた感じがします。

あらためて振り返ってみると、結構怒涛だったなと思います。

 

9月24日(金)夜:右肺気胸の感覚、痛みが出てくる。

翌日から一週間休みを取って帰省する予定でいたため、帰省をどうするか考えるために夜間外来へ。やはり軽度の気胸だったことが分かったので、その晩のうちに帰省をキャンセル。

診てくれたのは呼吸器内科の先生だったのですが、心電図をとっている間におそらく入院病棟まで行ってくれて、呼吸器外科の先生と相談してくれたようです。「このまま入院してもらって、月曜に手術とかでも良い」という話をもらうが、その時点で自分としては翌日からハッピーな休みと帰省の気分万歳で脳裏に温泉までちらついていたので、さすがにいきなり入院手術にはスイッチできず、経過観察とする。

 

25日~26日の土日:安静にしつつだらだら過ごす。その中で、このまま一週間の休みを安静で過ごすのもしんどいなと感じる。特に、今頃本当なら温泉に入っているはず、、、と思うと何ともやりきれない気分でした。漫画でもどっと全巻買って家で読むとかも思いついたのですが、楽しみにしていた一週間の休みを漫画で食いつぶせるかというと、時間だけでなく気持ち的にも満たされねぇな、、、と。

それなら、一週間の休みを活かしていっそのこと手術してしまうのはどうかなと思いいたる。帰省がつぶされた憎さもあるし、これだけ頻発されると仕事も休みにくい。仮にまた来月再発で一週間休みますとかちょっとやりづらいなと。

手術は2015年以来で、ブラ(肺の薄くなったところ)を切ってしまえば再発率を下げることができます。

 

26日(日)の夜には手術する方向で決意が固まる。

こんだけ再発するのもつらいので、気胸といえば世界的権威の日産厚生会玉川病院を紹介してもらえるかも含めて月曜に相談することに。

 

27日(月):昼から呼吸器内科の先生に相談。右肺はというと、金曜から変わらず。

自分の場合、気胸になってもリカバリーが早いほうだったので、土日はさんでも不変というのは結構治りが悪いなと思いました。

入院手術希望と、玉川病院への紹介をお願いできるか相談。

呼吸器外科の先生を呼んでいただきいろいろと話した結果、おそらく先方でも今週の夏休みを活かすくらいのスピード感では切れないだろうということで、もともとかかっていた病院で切ることに。

しかし、肺の状況がかなり微妙で切らなくてもよいのではないかという意見も出る。

というのも、左肺は9月上旬に気胸になっているものの現在気胸ではなく、過去のCTでは明確なブラが見当たらない。(開けてみても病変がないと切るものがない。開けてみて初めて見つかるということもあるものの、病変もないのに開けるのはリスキー)

 

また、右肺も過去の手術による癒着があるため、今回のように気胸になっても大きな虚脱が起こらない(=そのままでも重症化しにくい)。逆に手術するとなると癒着をすべてはがして行うことになるため、結構大掛かりな手術になる。そのうえ心臓付近の癒着をはがす際には心臓から遠い肺寄りを切るために若干出血などで手術の予後が長引く可能性があるとのこと。

 

かなり長い時間話して迷ったのですが、最終的には

・右肺には明確な病変がある。素人目にも結構ぷっくりと立派なブラがありました。

・再発したときに重症化しなくても日常生活に差しさわりが出る。

・左肺も9月には結構大きな気胸をやっている

ということで両側を胸腔鏡手術することで合意し、動き始めました。

 

まず入院のためPCRをうける必要があるので、少しずつ手術の日が後ろにずれるのですが、月曜時点でPCRを受け、28日火曜の午前中にPCR陰性が確認できれば

28日(火)に入院することになりました。

月曜のうちに入院を申し込み、その日は帰りました。

翌日から入院、手術でしばらくシャバの食事が食べられなくなるので(というか退院が決まっていないのでいつになるかわからない)、せっかくなので駅前のおいしいと評判の蕎麦屋で、普段一人でなら食べない天ぷらそばを食べる。

そのまま駅前で入院グッズをそろえて帰る。

 

27日(火):注文していたネットショッピングの荷物を午前でぎりぎり受け取り、

いざ病院へ。晴れていて気持ちよかったですね。しかし緊張しました。

 

長くなってきたので入院篇は次回にします。どういう編成やねんという感じですが。